ジャーナリストの鬼塚眞子氏が取材のため来社されました。鬼塚眞子氏の許可をいただいて掲載しております。(有)大西保険事務所の40年以上の歩みを紹介させていただく良い機会となりました。鬼塚眞子氏および新日本新聞社に御礼申し上げます。

著者プロフィール

新日本保険新聞

鬼塚さんの顔写真 鬼塚眞子
(おにつかしんこ)

大手保険会社営業、保険業界紙記者などを経て保険ジャーナリストに。 保険業界団体「オーツードットコム」主宰。新聞やビジネス誌への執筆のほか、全国各地で講演活動も行う。
※詳細プロフィール⇒http://www.o2com.org/

vol.3トークコンテストの優勝者と準優勝者を輩出

(有)大西保険事務所を訪問するきっかけとなったのが、ことし2月4日、日新火災東京本社において、『火災保険契約手続き時の説明話法』を競う、第三回TALKクラブによるトークコンテストの決勝大会のこと。

決勝に駒を進めた3組の中で、たったひとり女性がいた。彼女の名前は長野聖子さん。笑顔を絶やさず、ソフトな口調ながら、分かりやすく、共感を生むトークシナリオの熟成度に、審査員たちから賞賛の声があがり、準優勝に輝いた。

この話には続きがある。第一回TALKクラブによるトークコンテストの優勝者の川原さんは、長野さんと同じ(有)大西保険事務所の社員だったのだ。

トークコンテストは、地域、ブロック、全国大会予選を勝ち進んで、ようやく決勝に進出できる。

“保険業界の甲子園”との異名もあるほど、高いレベルで競い合うコンテストだ。そんなコンテストにもかかわらず、過去に開催した3回のうち2回までもが同じ代理店の仲間、しかも、優勝と準優勝者を輩出しているとは、一体、どんな代理店なのだろうか?

にわかに興味がわき、長野さんに話を聞く。

第1回優勝者の川原さんは後輩にあたり、そのアドバイスをしたのが長野さんであったこと、今回の出場にあたり、大西社長のアドバイスや川原さんの経験を基に、シナリオを完成させたことが分かった。

 さらに彼女はさらりと、ごく当たり前のように続けた。「来店型店舗を運営していて、特に宣伝はしていないにも関わらず、毎日、少ないときでも10人から15人の来店客がある」と。

(有)大西保険事務所があるのは、大都市圏内ではない。人口約9万人の愛媛県四国中央市に拠点を構えている。地方都市は、昨今、経済の冷え込みが一層進み、悲痛な声があちこちから聞こえてくる。

それは、四国中央市もご多分に漏れない。事実、当地は、ことし5月15日から公開されている映画“書道ガールズ!!私たちの甲子園”のロケ地となったことで、にわかに脚光を浴びているものの、この映画も、なんとか自分たちの住む町に活気を取り戻したいと、四国中央市にある愛媛県立三島高校書道部員たちが書道パフォーマンスを開催した実話を基に制作されたというから、経済状態の厳しさがうかがえる。

また、来店型店舗は市民権を得たといっても、積極的に多店舗展開をしている店舗もあれば、撤退する店舗も後を絶たず、二極化の様相を呈している。それだけに、毎日、少なくとも10人・15人のお客様がコンスタントに来ることが、どれほど驚きのことか。公式データはないが、おそらく、1店舗あたりの月間集客率は、いいほうじゃないのか。

日本一と言っても過言ではないはずだ。(←鬼塚さん。これは言い過ぎで恥ずかしいそうです)

 なぜ、自社宣伝を打っていないにも関わらず、人が吸い寄せられるように集まってくるのか、いくら考えても分からない。さぞや、エネルギッシュな社長なのだろう。

長野さんは、にこやかに笑いながら、「まったく違います!」とすぐに否定された。「うちの社長は、静かな口調の人で、裏表がなく、よく社員のことを見ていて、心配りを怠らない人です。その影響を受けてと言うか、社員同士も仲がよく、結束力が自慢なんですよ」と、まっすぐな目で誇らしげに語った。

心は決まった。早速、現地に出向くことにした。