ジャーナリストの鬼塚眞子氏が取材のため来社されました。鬼塚眞子氏の許可をいただいて掲載しております。(有)大西保険事務所の40年以上の歩みを紹介させていただく良い機会となりました。鬼塚眞子氏および新日本新聞社に御礼申し上げます。

著者プロフィール

新日本保険新聞

鬼塚さんの顔写真 鬼塚眞子
(おにつかしんこ)

大手保険会社営業、保険業界紙記者などを経て保険ジャーナリストに。 保険業界団体「オーツードットコム」主宰。新聞やビジネス誌への執筆のほか、全国各地で講演活動も行う。
※詳細プロフィール⇒http://www.o2com.org/

vol.4採用の決め手

東京から松山まで飛行機で約1時間30分、リムジンバスに乗り継ぎ、JR松山駅へ。さらに電車に約2時間以上揺られて、最寄りの川之江駅へ。そこから10数分で歩いて、ようやく最終目的地である(有)大西保険事務所に到着する。

店内は、ポスターやら賞状が所狭し、と飾られているものの、初めての人にも我が家に帰ったような、どこかほっとする温かみを感じさせる空間が広がっている。

集客には、店舗のレイアウトやインテリアも重要な要素だが、それ以上に大切な相談に来る人のすべてを受け入れる空間が、確かにここにはある。

その鍵を握るのが、大西社長をはじめとするスタッフの全員の笑顔だ。計算された笑顔ではなく、穏やかさと優しさにあふれた笑顔に包まれているうち、居心地の良さを感じてくる。

相談業務において、初対面のお客様の緊張を解きほぐし、いかにニーズを引き出すか、がポイントとされる。そのための話法を売り物にしている人もいるが、透明感のある笑顔に勝るものはない。

大西保険事務所には、どうしてこうも笑顔の似合う人が集まっているのか。採用方法について、大西社長に伺ってみる。

「求人は知人の紹介による場合もありますが、基本的には職業安定所に依頼しています。おかげさまで過去に反応がなかったことはありません」と話す。

職業安定所や求人広告に募集を依頼しても、何の反応もない代理店もあるとの話も耳に入ってくる。同社の求人方法にどんな秘策があるのだろうか?

「私が社会保険労務士ということも関係しているのかもしれませんが、保険代理店といっても、社員やその家族は、生活や人生をうちに託して、当社のために働いてもらっているわけです。ですから、経営や採用条件に一般の企業と何ら違いがあってはいけない、経営者は、そのことを深く心に刻まなければならない、と自戒するようにしています。当社は全員が正社員です。給与などの待遇面は周辺企業と十分に照らし合わせ、もちろん社会保険にも加入し、残業代もきちんと払っています。お陰さまで毎日ともかく忙しくさせていただいているからか、むしろ逆に、少しでも早く仕事を仕上げようと、みんな真剣に仕事に取り組んでくれています。社員には感謝の気持ちでいっぱいです」と大西社長。

採用基準については、その人となりに重視を置いて、大西社長が面接を行い、採用してきたという、しかし、今後は心理テストで評価の高い「CUBIC」を導入したので、この結果に基づいて採用していく方針だという。

とはいっても、「採用のポイントを笑顔にしています」ときっぱり。「大人ですから、誰でも多少なりとも、自分の考えや仕事のスタイルを持っていると思います。しかしながら、いい笑顔のできる人は、相手の意見を尊重する協調性や素直さに優れています。総じて、そんな人は向上心が高く、相手への心遣いもできると思いますね」と明かす。